珈琲へのこだわり

私がお届けしたいのは「とろみ」のある珈琲。
また家で、誰でも手軽に美味しい珈琲を淹れられるように、3つの工夫があります。

ナチュラル精製のみ

珈琲の故郷、エチオピア付近で多く採用されている「ナチュラル精製」。

私の理想「とろみ」を表現するには、ナチュラル精製のもつビロードのような滑らかさが最適でした。

コーヒーチェリーに果肉が付いたまま乾燥・発酵させるので、果実の甘味と香りがコーヒービーンズに移ります。水が少ない地域で行われる精製方法で、濃厚な味に仕上がります。

水洗い・アク抜き

理想の味に"雑味"はありません

濃厚な珈琲を抽出するには、時間をかけて抽出します。一方で時間をかけると同時に渋みや余計な苦味が出てきます。が、抽出前段階で渋み苦味を取り除いておけば、ポジティブな味を出すことに集中できます

そのために水洗いして表面の汚れを落とした後、50℃のお湯で9分間漬けてアクを抜き、タンニンを凝固させて、より雑味のない珈琲に仕上げています
(珈琲屋 大坊勝次/森光宗男 著 より)

珈琲だけで楽しみたくなる珈琲

淹れたての思わず深呼吸してしまう香りと、苦味にキレのある珈琲。
飲み頃の温かさになると、香り、そして産地の持ち味と、ほのかな酸味のまとまった味の珈琲。
冷めると香りは控えめ。でも、果実感溢れる珈琲。

実はカップ一杯の珈琲で全て味わえるのです。
温度と経過時間で、味はこんなにも変化するのです。

「途中にお菓子を食べるのがもったいない」
そんな声を聴けたら最高です。